チャーガってどんな作用があるのですか?
成分は、タンパク質・脂肪・灰分・食物繊維・糖質・エルゴステロールやビタミン類・ミネラル類の他、フラボノイド・トリテルペノイド・アルカロイド・プテリン・アガリチン酸・イノシトールなどが含まれています。 フラボノイドは、主に野菜や果物に含まれていて、活性酸素を除去したり、高血圧を安定させたり、抗アレルギーの性質を持っています。その種類は4,000以上にのぼると推定されます。 また、イノシトールは、ビタミンB郡に含まれる天然ビタミンで、水によく溶け、熱や光にも安定した性質を持っています。イノシトールの元になる物質は、穀物類・豆類・野菜類あるいは日本酒などにも含まれています。イノシトールは、肝臓の機能にやさしく働くという効能も持ち合わせています。チャーガにはこのような様々な成分が含まれていますが、このためそれぞれの成分が、人の体に作用して、様々な薬効があることが次第に明らかになってきました。
組成成分の中で特に注目されているのが、多糖類(β-グルカン)とサポニンです。
「アガリクス茸」のβ-グルカンは水溶性のみですが、チャーガについては、水溶性のヘテロβ-D-グルカンと不水溶性のホモβ-D-グルカンの2種類のβ-D-グルカンが含まれることが判明しています。これは他のキノコにはあまりみられないものです。ヘテロβ-D-グルカンとは、キシロース・マンノース・ガラクタース・アラビノース・フューコースなどのグルコース以外の糖残基が結合しているグルカンのことをさします。
ホモβ-D-グリカンはグルコースだけが結合しているものをいいます。チャーガには高い抗腫瘍(抗ガン)作用があることが判明していますが、このホモβ-D-グルカンが大きく関係していることがわかっています。β-D-グルカンは他のキノコに比べて含有量が高いのも一つの特徴です。今流行の天然の「アガリクス茸」の3〜4倍も多く含まれているのです。
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